女体山山頂を目指します。
えっ、ここ登るの?
連絡路とは打って変わって
頂上へは一気に険しくなるじゃん。
といっても時間にして3分ほどで到着、
女体山本殿、
そういえば山自体神社なのでした。
奥のごつこつした岩場に移動。
ふぉぉぉーーーー!すっげぇ景色!
パノラマビュー
山頂で自撮り。
景色はキレイでテンション上がってるはずなのに、
私のこの浮かない表示は何故?なのですが、
足元がね↓
ちょっと踏み外したら、
即、死!なのです。ジ・エンド。
高所がダメな訳ではないけど
危険箇所には柵があるような、
安全なコンテンツに慣れ過ぎて、
剥き出しの不安定な岩の上に立つのは
やはり怖い。
なんだかんだ言って
展望台からの景色も良かったけど、
多少の苦労と恐怖を経験したうえの
山頂からの景色もまた格別なのでした。
さて、ここから自力で下山開始。
白雲橋コースという、
女体山山頂付近に
登山道があるはずなのですが、
うろうろしても見つからない?!
少しして、
岩の影みたいなとこから
人が出てくるのを確認、
まさかね、、と思ったら登山道でした。
想像してた登山道より、
200パーセント狭くて険しいのですが?!
段差が50センチ以上ある岩だらけ、
階段っぽくなってると思ってたのに。。
滑るし手でしっかり岩を掴んで慎重に降りないと転落する。
頭を強打して即、死!ジ・エンド。(2度目)
えっ、、マジ?
ウソでしょ?ウソでしょ?って
ココロの中で発狂しながらも
どうせこの部分だけで、
こんだけ険しい道はすぐ終わるだろうと
完全に自分の運動能力を超えた道なのに、
引き返してロープウェイに乗るという
判断をしなかったのでした。。
今考えても
完全に判断ミスでしたね。
少し進んでから撮った道の写真。
分かりにくいけど狭くて、
這いつくばらないと降りれない道、
道というか岩が重なった空間が
ずっと続く。。
めちゃくちゃ怖い!
そして、、
更なる悲劇が。
遠足の小学生100人以上が
登ってくるのと鉢合わせ!
子供がこんな険しい道
よく登って来れるな?!と驚いたけど、
BBAの私より身体能力は子供の方がだいぶ上だよね。
と言っても小学生の私なら、
途中リタイアしてたと思う。
道が狭いので登りと下りは同時に通れない。
1クラス通りすぎるのを待つのは別にいいんだけど、
向こうが待ってくれてる時もあって
命懸けで怖々降りつつ、
早く降りないと邪魔になっちゃうので
ちょっと焦ると
ズルッと滑り格好悪いとこを
何十人にじっと見られ、
あっ、あそこ滑りやすいから
気をつけないとだね!って言われる始末。。
茨城の山の中で生き恥を晒す、、、(苦笑)
そして、
山の掟、すれ違う人には挨拶する
を忠実に守る偉い子達ばっかりで、
元気にこんにちは!って挨拶してくれる。
しかし、こちらは降りるのが怖くて、
生死がかかってるっちゅうなか、
100人にこんにちは返すのは、
申し訳ないけどホント苦痛だった。
途中岩下りに必死過ぎてに余裕ない時、
無視もしちゃって、
えっ?この大人、挨拶返してくれないの?!
みたいな顔してた子もホントごめん、
目の前で人が死ぬとこみたくないでしょ。
あと補足ですが、
私がこんな文章描くと、
筑波山の登山道は危ないんだと
誤解されかねませんが、
私が必死で1分かけて降りた場所を
登山慣れしてそうなおじさんとかは、
華麗に10秒でストンストン降りてたりするので、
皆にとって命懸けの道って訳ではないです。
思いつきで来ちゃった
運動神経悪い登山ど素人にとっては
過酷だったぞ!山舐めちゃだめよ!って話です。
途中途中に、私が見たかった巨石達が鎮座。
巨石が見たくてきたけど、
ゆっくり鑑賞する心の余裕がないので
とりあえず写真に残す。
船に見える石
降りる筋肉って
太ももの上の部分を一番使うので、
そこばっかり痛くなってきた。
最後まで耐えられるのかオレの足よ。。
テーマパークのアトラクションなら、
途中リタイアのエスケープルートがあるけど、
ガチ自然相手なので、
ロープウェイ下山ルートを逃してしまったら
どんなにヘトヘトでも自分の力で降りるしかない。
ホント自己責任ですな。
この岩のトンネルは凄かったな。
この岩のトンネルとくぐると
ちょっとした休憩所があり一休み。
そこから分岐点になっており、
別のルートおたつ石コースに突入します。
図の黄色で囲った部分のほぼ直線コースです。
コースは変わってから難易度が下がった!!
私が想像していたレベルの登山道で助かった!
と、思ったのもつかの間。
緩い降り階段風で段差は小さくはなったけど
瀕死の太ももに刺激を与え続ける地獄がずっと続くのでした。
このコースに来てから、
人が一気に減って、
静かな自分しか居ない空間を確保でき
やっと自然を感じられた気がする。
筑波山、人気がありすぎて、人、人、人、で
全然ひとりになれなかったので。
開けた気持ちの良い場所に到着。
下から登ってきたら最初の休憩ポイントかな。
コース終盤、疲れすぎて笑顔をすべて失った顔。
ほうほうのていで、
麓までなんとか到着。
私の太ももよく耐えた!怪我をしないで良かった!
コース登り口に注意書きがありました。
先ほど小学生とのすれ違いに苦戦していた場所です。そりゃ混むよね。
麓のところには、かつてワンダーJAPANの雑誌などでよく見てた
B級スポット、個人経営のテーマパーク?ガマランドが。
ここだけ時が止まってる濃い空間。
昔見た記事ではガマの洞窟があって、
入ってみたいな~と思って十数年。
今は営業してないみたい。
インパクトが強。
うむ、現役時代に入ってみたかった。
2014年に訪れた方が書かれている記事リンクさせて頂きます。
はあ、このロープウェイに乗っていれば、
ここまで苦労はしなかったのに。
予定していた下山時間を1時間ほどオーバーし、
約2時間半かかってゴールしたのでした。
マジ頑張った自分!
とりあえず、2本持ってたペットボトルは空になってたので
自販機でスポーツドリンク買ってグビグビ水分補給。
急いでトイレも済ませて
1時間1本のバスに無事間に合い、
満身創痍でつくば駅へ。
朝、休憩時に食べようと買っておいた、
おにぎり2つと栄養バー、
結局下山中は食欲も余裕もなくて
食べなかったのですが
バスに乗って無事生還出来たとホッとしたら
無性に腹が減り、むさぼるように食らったのでした。